松ちゃんは子ども、浜ちゃんは大人?
松本が「HEY!HEY!HEY!」の収録中に綾戸千恵から言われたダウンタウンのイメージについて反論する。
松「あの人の思うダウンタウンのイメージみたいなことを言うんですけれど、わざと言うてはるのかわからないんですけれど、"松本が子どもで、それを温かく見守っている浜田"みたいな感じの。なんか(それを聞いた)浜田もまんざらやないみたいな……。完全に逆やからな!!」
高「いやいや、それね、松本さん。松本さんがわからんところで(浜田は)頑張っているところもありますよ。わからんところで!あなたのわからんところで」
松「そうですか」
高「はい」
松「あれこれでも、一般の人ってどう思ってんやろなぁ」
高「ホンマにね、(浜田が)"松本はこうこうこうやから、こうしたってな"って(言う)ところはあるよ」
松「それも、全部ポーズで言うとんねん。そんな風に言いよんねん、アレ」
高「そうですかねぇ。そこは(わからない)」
松「いまだに一般の人って、どこをもって一般と言うてるのかわからへんけど」
高「いや、その通りですよ。その昔の、その綾戸さんの言う通りですよ」
松「ええ~?!!もうしんどいわぁ~!!わかるやろ!!」
(高須笑う)
高「綾戸さんの言う通りですよ。一般の人は"浜ちゃん大変やなぁ"」
松「全然ついてへんやん!もうたまらんで!」
高「"松ちゃんはもう"」
松「俺、前に言うたことあるかな。多分言うたことあると思いますけど。その昔、あれはもう昔やからいいんですけれど、EXテレビでね、きよっさん(西川きよし)と文珍さん(桂文珍)がね、いろいろ吉本の芸人を切っていくわけじゃないですけど、吉本のタレントのパネルが出てきたらコメントしていくっていう。俺、たまたま見たんですよ。で、ダウンタウンがパーンって出たときに、きよし師匠が浜田のほうを手で撫でて、"頑張れよぉ。我慢せぇよ!"って言われてんねん。言われてんねん!」
(高須笑う)
松「俺、なんやねん!"頑張れぇ。気持ちわかるぞぉ!"言われてんねん」
高「もうやっさん(横山やすし)思われてんねん」
松「やっさん思われてんねん。いやいやいやいや、全然逆やから!!」
高「やっさんや思われてんねんなぁ。きれいになぁ。きれいに思われてんねんなぁ。だから"自分が浜ちゃん。やっさんは松本"みたいな」
松「俺、綾戸さんに言われたときも、そんなことでキレたって、ていうかさぁ」
高「まあ、あの人は好きって言うてるのかもしれない」
松「まあ」
高「だってあの人、資料で見たら"松本のこと好きや"ってところがあって」
松「でも、勘違いしてそう思うてはるのかもわからんからね」
高「どういうこと?」
松「俺のやんちゃっぽい、子どもっぽく思って好きや言うてくれてはるのかもしれないしね」
高「それはわからんけどね」
松「もうその、浜田のそのまんざらでもない顔が腹立つねん」
高「ああ、わかるなぁ。大人の顔やろ?」
松「大人の顔すんねん!」
高「たまに大人の顔すんねん。俺も知ってるよ。あの顔やろ。あの顔な!」
松「もうさぁ"お前、嘘ばっかつくなよ。ボケ"っていうのがあるでしょ?」
高「いや。でもね、それも、あなたいろんなこと言うかもしれんけど、それをどう返すねん話ですよ」
松「どういうことですか」
高「(浜田が)"いやいやいや、そんなことないですよぉ!僕のほうがねぇ!"ってそんな会話なり立てへんがな」
松「いや、それは言うべきじゃない?」
高「いやいやおかしい。何言うてるの、あなた。あなたそれはおかしいですよ。浜田もまんざらじゃない顔になりますよ。それ以外やりようがないもん」
松「じゃあ、俺はどうしたらええの?」
高「"ええー!!"言うたらええやん」
松「うわ、アホ丸出しやん」
高「"ええー!!なんでやねーん!考えられへんわぁ!"言うたらええやん」
(松本笑う)
松「アホ丸出しやん」
高「"ショックやわぁ!そんなんやったらぁ!"でCMいくの」
松「いや、まあいいんですよ。ばれてへんということでいいんですけどね。これで松本は実は、"ホンマはさらに俯瞰でモノを見てて、全部それもやってるんや"ということもわかってしまったら、俺もまあやりにくなるんですよ」
高「そうでしょ?そんならええやん」
松「いいんですけど。ええねんけど、複雑やんか。やっぱり。なんかわかって欲しいやんか」
(高須笑う)
高「ダウンタウンって難しいなぁ!どっちも。ホンマやりづらいでぇ!」
松「いや、そんなことない」
高「皆言うてるわ。"ダウンタウンって難しいわぁ"言うて」
松「浜田はホンマに難しいと思う」
高「いや、どっちも難しい。ホンマね、ややこしいわ。吉本のマネージャーも皆言うてるわ」
***解説***
「松本人志の放送室」より
2008年放送。