浜ちゃんの漫談(病院編)

ダウンタウンのフリートーク。

 

浜「僕、年末の野球拳の前の日に熱出して、一人で車に乗って、39.3度あったのに救急病院に行って」

松「ええかっこ言うな」

浜「ホンマやって!二人患者待ってるから、ずっと外の廊下で寒いのにこうやって《身を縮めて》」

松「絶対嘘や」

浜「ホンマや!ひとり、酔うたおっさんが耳切れて縫うてもろうてん」

松「あー、病院待ってたら、色んなやつ来よるなぁ!」

浜「そうやねん」

松「色んなやつ来よるわぁ」

浜「(おっさん)"ヴェッ、ヴェ~"

(観客笑う)

浜「(看護師)"大丈夫ですか、ムラカミさん!" (おっさん)"ヴェ~"

(観客笑う)

浜「(看護師)"今、先生縫いますからね、麻酔ないけど我慢してね" (おっさん)"ヴェ~"

(松本笑う)

浜「ほんで、そのムラカミさん、その看護婦がちょっと行ってる間に、"ヴェ~!!"ってアゲて、(帰ってきた)看護婦が、"ムラカミさぁん!気持ち悪いなら早く言ってくださぁい!"

(観客笑う)

浜「そんならムラカミさん、"ご、ごめん……" (看護婦)"もう遅いですよぉ!"って」

(観客笑う)

松「もうお前、一人で漫談やれ」

(浜田笑う)

松「お前、一人で喋っとるやないか。気分悪いわ!ワシなんも要らんがな!」

(観客笑う)

松「不愉快な。前《のボタン》留めといたろ」

浜「いやいやいや、それで熱があってしんどかったけど、それ聞きながら笑うてたって話」

(松本笑う)

松「あのー、ホント色んなやつおるなぁ」

浜「おばさんがガーッと運ばれてきて」

松「今度はおばさんが来たか」

浜「《担架で》ガラガラっと。(おばさん)"なんかおかしい、なんか変、なんか変!"

(観客笑う)

浜「(看護師)"なにが変なの?" (おばさん)"なんか変、頭がなんか変"

(松本笑う)

松「もう、お前一人で喋れ!」

(浜田引き止める)

松「全部お前が笑いとってるやないか!人が体調悪いと思ったら。前(のボタン)閉めといたろ!」

(浜田笑う)

 

 

***解説***

ダウンタウンガキの使いやあらへんで!!」より「フリートーク」

 

1995年放送。

浜ちゃんの胸に飛び込むか?

ダウンタウンのフリートーク。

 

松「今日はちょっとね、ダメですよ」

浜「なにが?」

松「もう、すンごい鼻声でしょ」

浜「風邪ですか?」

松「もうひどいもんですよ。全然、鼻が通ってない」

浜「《松本の鼻の頭をつまんで》ここに溜まってるのかな?」

(松本笑う)

松「もう全然やねん。えー、休みたかったんですけどね、今日の一人ひとりのお客さんの顔を思い浮かべたらね、休むわけにはいかないじゃないですか。"俺を待っているんや"

(観客笑う)

松「"全員が俺を待っているんや!"

浜「やかましい!」

(観客笑う)

浜「まあまあ、そういう気持ちは大切やから。それはそれで構いません。全然構いません」

松「いやいや、ホントにね、この仕事は大変ですよね。休まれへんから」

浜「僕は治りましたけどね。年末にちょっと調子が悪かった」

松「今日はまた《衣装のセーターが》フカフカやね」

浜「抱いたろか」

松「あーいいねぇ」

浜「おいで」

松「誰もおれへんかったらいってるけどね」

(浜田笑う)

松「人がおるからね」

浜「まあまあ人前だし」

松「人前やからアレですけど。(セーターは)俺の手編みですよね」

(観客笑う)

浜「今、"いいですよ"って言うたやん!明らかに知らんかったやないか。なんでお前の手編みやねん!」

 

 

***解説***

ダウンタウンガキの使いやあらへんで!!」より「フリートーク」

 

1995年放送。