松ちゃんの腹立つこと(東京マラソン編)

ダウンタウンがフリートーク。

 

松「マラソンやなんやってようテレビでやってるでしょ。こないだもなんかあったんか?」

浜「うん。やってたやってた。東京国際……」

松「ええで!やったらええけど、俺は全然あんなん興味ないし、どうでもええけど、トラック走ってたらええんちゃうんか?」

(観客笑う)

浜「いや、マラソンやから、外走らんと」

松「なんで外走らなアカンねん!それのために車止めて、なんやの。お前ら何様やねんっちゅう話やねん」

浜「まあ、しゃない」

松「思わへん?」

浜「思えへんとは……」

松「だって、42.195)走ったらいいわけでしょ?」

浜「そうそうそう」

松「もっと言えば、体育館でもいいわけですよ。もっと言えば、ルームランナーでもいいわけですよ。なんで外を走ってるの?」

浜「いやいや、ちょっと坂になってるところとか、いろいろ」

松「じゃあ、ルームランナーで、たまに誰かが《持ち上げて》坂にしてあげたらいいじゃないですか」

浜「いや、そんなことせんと、自然の中を走ろうよ!」

松「なんで?一緒やん」

浜「なにが一緒やねん。いや、走っている距離は一緒だけれど、淡々と走っているじゃなしに、暑さもあるでしょ」

松「それは誰かが照らしてあげたらいいじゃないですか。カチャってやって《頭上から》」

(観客笑う)

浜「そういう暑さとはまた違うがな」

松「いや、俺はそれでは納得できんわ。なんで、体育館ならだめなのか。いや、体育館は確かに」

浜「そりゃ言い過ぎや」

松「インドアやからな。外のほうがいいって言うのはわかるわ。そんじゃあ、競技場でええやん。競技場グルグル回ってたらいいだけのことでしょ。それをお前、道が混むのにやね、わざわざ規制して車走られへんようにしてまでやね」

浜「ええやん!別に。そないしょっちゅうやってるわけちゃうがな」

松「えーっとね、この国はね……国を切りましょう。そしたら。この国はね、多数決の国でしょ。だいたいが」

(浜田笑う)

浜「はいはい」

松「そうでしょう。少数人数よりも、◎▲※□(盛大に噛む)」

浜「何を言うとんねん」

(観客笑う)

松「ひとりじゃ100人に勝てない国じゃないですか、この国は」

浜「はいはい」

松「そのくせに、それならわかったと。そやのにも関わらずですよ、マラソン人口なんてたかがしれてるでしょ。それで車乗れない人とか、渋滞に巻き込まれる人とか」

浜「あー、いますよ」

松「それを比べたら、全然違うわけでしょ。でもマラソンを優先させている。それがわからんのですよ」

浜「いや、聞きもせんからやん。"やめたほうがええと思う人"って。聞いてくれや。みんな"はーい"って《手を挙げる》」

松「思うやろ?俺の言うてることのほうが正しいっていうのは、一理あるっていうのは、わかるよな?」

浜「いいや」

(観客笑う)

松「なんでやねん」

浜「なにがいな」

松「どんな青春やねん」

(観客笑う)

松「どんな青春を歩んできたんや」

浜「そんなの知ってるくせに!」

(松本笑う)

 

 

***解説***

ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!」よりフリートーク

 

1998年以前の放送。

ダウンタウンが竹馬の友だということがうかがえる一幕である。